主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和6年 日本船舶海洋工学会 秋季講演会
回次: 39
開催地: Yokohama City Port Opening Memorial Hall
開催日: 2024/11/21 - 2024/11/22
p. 831-835
近年,海洋マイクロプラスチックによる海洋汚染が問題となっており,海洋環境,海洋生物への影響を調査する必要性が高まっている.しかしながら,マイクロプラスチックの調査は,船舶による曳網や採水に頼る場合が多く,人件費・傭船費などのコストの高さから多点展開することが難しい現状である.広範囲の海域を低コストで調査するためには,省人化や自動化されたシステムを多点展開することが望ましい.そこで本論文では,USVを用いたマイクロプラスチック回収ロボットを開発することを目標に,ノルパックネットを取り付けたUSVを使い,設定した座標への軌道追従制御実験と,実際に海洋表層のマイクロプラスチック回収実験を実施したため報告する.