主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和7年 日本船舶海洋工学会 春季講演会
回次: 40
開催地: Ehime Prefectural Convention Hall
開催日: 2025/05/29 - 2025/05/30
p. 251-253
近年,船舶の水中放射雑音が海洋生態系に与える影響が懸念され,国際的な規制や監視が進められている.なかでも水中サウンドマッピングを利用した船舶水中放射雑音の監視・管理が欧州やカナダでは検討されている.本研究ではAISデータを基に,伊豆大島近海におけるフルコンテナ船と自動車専用船の水中放射雑音の影響を評価した.船舶の音源レベルをJOMOPANS-ECHOモデル,伝搬損失はPE法を用いて計算し,船舶水中放射雑音の受波レベルを推定した.結果,伊豆大島近海における,海底地形や海底質が船舶水中放射雑音の伝搬特性に与える影響が可視化された.本研究の成果は,船舶騒音管理や海洋環境保護の指針となるだけでなく,今後の騒音低減対策の基礎資料として有用である.