主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和7年 日本船舶海洋工学会 春季講演会
回次: 40
開催地: Ehime Prefectural Convention Hall
開催日: 2025/05/29 - 2025/05/30
p. 319-322
パラメトリック横揺れの評価においては,横揺れ固有周期の推定精度が及ぼす影響が大きい.パラメトリック横揺れに対する脆弱性が指摘されており,載貨状態によって横揺れ固有周期が大きく変化するコンテナ船では,航海中に簡便かつ正確に横揺れ固有周期を推定できる手法の確立が望まれる.本研究では,はじめに小型調査船の動揺データから,横揺れと縦揺れのパワースペクトルのピーク周期の差に着目することで,横揺れ固有周期を精度よく推定できることを確認した.次に,大型コンテナ船を想定した一方向・多方向不規則波中の自由航走模型試験を実施し,横揺れと縦揺れのパワースペクトルのピーク周期の比が2以上となる条件では,横揺れ固有周期を精度よく推定できることを確認した。最後に,同様の解析手法を大型コンテナ船の船体動揺の長期計測データに適用した場合,横揺れ固有周期は平均で32.7秒と推定された.