主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和7年 日本船舶海洋工学会 春季講演会
回次: 40
開催地: Ehime Prefectural Convention Hall
開催日: 2025/05/29 - 2025/05/30
p. 437-448
本研究ではCFDソルバNAGISAを用いて実船を対象とした曳航状態のCFD計算を行い,船底塗料によって生じる塗膜粗面の粗度影響を調査した.先行研究で粗度関数の計測結果から提案されたWhiteの粗度関数に対する等価砂粗度高さを,壁関数の境界条件において個々の塗膜粗面の代表長さとして適用した.算出した粗度抵抗はそれぞれITTCの推奨式と異なる傾向を示し,粗度抵抗の推定には表面幾何形状の高さ成分だけでなく波長成分も考慮し,塗料ごとに個別の推定を行う重要性が確認された.さらに,船尾付近の流場や圧力抵抗の推定においても粗度の影響を考慮することが必要であると示唆される.