日本船舶海洋工学会講演会論文集
Online ISSN : 2424-1628
ISSN-L : 1880-6538
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2025S-GS16-3 繰り返し水波を用いた新しい波浪中応答試験法
松井 貞興小森山 祐輔大田 大地宝谷 英貴
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p. 803-813

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抄録

本研究では一定周期で繰り返す不規則波である「繰り返し水波」を用いて,一度の水槽試験で安定した応答関数(RAO)を計測する方法を提案する.提案手法は,通常の不規則波中の応答計測からスペクトルを得た場合に現れる,データが有限長であることに起因する誤差を含まないため,信頼性の高いRAOを得ることを可能にする.本論文では時間領域の数値シミュレーションおよび水槽試験を通じて,既存の方法である過渡水波を用いた方法と比較し,繰り返し水波の合理性を検証した.その結果,不確実性を含まない理想的な条件であれば,誤差なくRAOを推定できることが確認できた.しかし,実際の水槽試験では,heave運動は安定して精度のよいRAOが得られたものの,pitch運動のRAOには水槽壁面の反射波に起因すると思われるばらつきが表れた.一方で,既存手法である過渡水波では,反射波の影響を受けないためpitch運動についても一定の精度を有するRAOが得られることが確認された.

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