主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和7年 日本船舶海洋工学会 秋季講演会
回次: 41
開催地: Himeji Culture and Convention Center Operation Consortium
開催日: 2025/11/17 - 2025/11/18
p. 155-158
本論文は,日本における原子力推進船の社会実装可能性について検討したものである.まず,日米間定期航路を対象に,18000TEU級原子力推進コンテナ船を二国間協定の下で運用し,陸地から離れた専用シーバースを設置するというコンセプトの一例を提示した.さらに,設計・建造,運航,荷役,検査・修繕,解撤の五つのライフサイクルフェーズに分けて課題を整理し,原子炉モジュール化と認証制度,資格者確保やサイバー対策,放射線モニタリング体制,検査制度の整備,使用済み燃料処理など,多面的な課題を抽出した.以上より,原子力推進船の社会実装には技術開発のみならず制度設計と国際協調が不可欠であることを示した.