日本調理科学会誌
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保存条件が抹茶の起泡性に及ぼす影響
池田 博子園田 純子沢村 信一
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2012 年 45 巻 4 号 p. 302-306

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抄録
 温度と期間を変えて保存した抹茶について起泡性の変化を測定し,次のような知見を得た。抹茶は,保存により起泡しやすくなり,保存温度は高いほど泡沫容積は多く,また,保存の早い段階で起泡が起こりやすい。5°C保存による起泡の変化は小さいが,30°C保存では6ヶ月,45では2ヶ月までに大きく変化し,それ以降の変化は緩慢であった。上級抹茶は中級抹茶に比べて保存温度による起泡の変化は小さかった。
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© 2012 一般社団法人日本調理科学会
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