カウンセリング研究
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ケース研究
「マッピング付箋法」を用いた教師のためのカウンセリング研修事例
喜田 裕子小林 正幸早川 惠子
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2012 年 45 巻 2 号 p. 131-140

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抄録
本研究の目的は,教師を対象としたカウンセリング研修のために開発された「マッピング付箋法」という構成的事例検討法を用いた教師研修の事例を報告し,その有効性について検討することである。本法は,カウンセリング的理解を深め,支援方針を明確化するためのマッピング法の段階と,教師としての支援法を具体的に拡充するための付箋法の段階から構成され,各段階で,参加者のなすべき作業課題が明確に示されている。校内研修,少人数の校外研修,および大人数の校外研修の3事例で本法による研修を実施し,その様子と参加者の自由記述による感想を中心に検討した。その結果,以下の点が考察された。1)マッピング法では,教師の評価的視点をいったん脇に置き,カウンセリング的視点から,支援方針を含めた見立てを得ることができた。2)付箋法では,教師としての暗黙の実践知を引き出し学びあうことで,手立てが具体的に拡充された。3)本法は,教師がカウンセラーの見立て方を事例に即して学び,自身の教育実践に生かすよう方向付ける点に意義が認められた。実践上の留意点と今後の課題についても考察した。
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© 2012 日本カウンセリング学会
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