今後の都市交通課題に対処していくためには、交通施策のみならず都市構造施策も合わせて検討していくことが重要である。また、施策評価を行う際には、広域的な環境負荷の低減に加え、地区環境へ及ぼす影響を定量的に評価することが求められている。本研究では、交通モデルに土地利用モデルを組み込むことにより、様々な交通施策および都市構造施策が、交通環境負荷の及ぼす影響を定量的に評価するモデルを構築した。ケーススタディの結果、交通施策と都市構造施策の組み合わせにより、交通環境負荷に与える影響は異なることが明らかになった。