抄録
自動車社会の進展に伴い、多くの駐車場が設置されてきた。近年、これらの駐車場を含めた低未利用地を有効活用することが課題となっている。本研究では、大阪府泉大津市において駐車場の全数を把握し、駐車場の特性を明らかにした。市内全域を調査し、駐車場の種類により駐車台数に特性があること、用途地域により立地特性があることが分かった。駐車場のうち、貸しガレージにおいて、転用事例があることが分かった。この事例を4つのパターンに分類した。貸しガレージの転用事例の詳細を明らかにし、低未利用地の利活用につなげることが今後の課題である。