日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集
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既成市街地せせらぎプロムナード空間創出に係る地域的課題に関する研究
八尾市玉串川を対象として
近藤 慎也佐渡 拓海副島 脩平岩崎 義一山口 行一
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2020 年 18 巻 p. 41-44

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抄録
近年、まちを流れる農業用水路は農地の都市化によりその役割を終えようとしている。そこで本稿は、大阪府八尾市内を流れる玉串川を対象とし、農業用水路再生における課題や改善点、住民の意識構造を考察した。主に玉串川沿線の3校区において三回にわたりワークショップを開催し意見交換およびアンケート調査を行った。調査の結果、今後の都市に残る農業用水路を住民の憩いの場として再生させるためには、農業用水路としての機能に加え、景観・生態・防災機能などを備えた多機能的な川にしていく必要があり、整備後の川の環境維持には住民自らが環境維持のための活動、住民が川に親しみを持ち、川に触れる活動を行い、継続していくことが重要であることがわかった。
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© 2020 公益社団法人 日本都市計画学会 関西支部
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