日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集
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知識創造の視点から捉えた大阪ビジネスパークの屋外空間が持つワークプレイスとしての可能性
杉原 るる松尾 薫武田 重昭加我 宏之
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2023 年 21 巻 p. 17-20

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抄録
本研究では、大阪ビジネスパーク(OBP)を対象に、知識創造の視点から屋外空間が持つワークプレイスとしての可能性を探ることを目的とした。 調査は、2022年9月にOBPの屋外の着座空間構成について現地調査を実施した。同年11月にワーカーの利用状況についてアンケート調査を実施した。その結果、OBPには着座に快適な座具が多く、中程度の緑環境が確保された、ワークプレイスとして快適な環境が多く、ワーカーらは緑や景観といった環境要因を重視していることがわかった。 次に、知識創造に寄与する環境要因を探るため、マインドマップを用いた被験者実験を現地で実施した。緑視率約10〜40%の中程度の景観が、知識創造に有効に働くことが明らかになった。
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© 2023 公益社団法人 日本都市計画学会 関西支部
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