日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集
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市民参加が公共空間などの愛着に与える影響に関する一考察
キセラ川西せせらぎ公園を事例として
井口 航大岡井 有佳酒本 恭聖
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2025 年 23 巻 p. 129-132

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抄録
従来より公共施設の築造は、設計や施工が行政によって行われ、このプロセスに市民が関わることは考えられていない。その結果、公共空間を介する市民と行政の関係は、苦情と苦情処理というセパレートの関係になったと考えられる。公共空間は、本来、市民のサードプレイスであるべきで、そのためには、市民と行政のパートナーシップの構築が求められる。 そこで、本論では、公園を築造するにあたり、市民の公園への愛着の醸成を目的として、設計の段階から施工、完成後を通して、一貫した市民参加を導入した「キセラ川西せせらぎ公園」を取り上げた。参加した市民の意識の変化を調査し、市民参加が、公共空間への愛着の醸成に寄与することを明らかにした。
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© 2025 公益社団法人 日本都市計画学会 関西支部
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