臨床リウマチ
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原著
抗リボソームP抗体の関与が示唆されたループス腎炎の1例
手嶋 智子小川 英佑永井 立夫田中 住明石川 章廣畑 俊成
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2011 年 23 巻 4 号 p. 329-334

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抄録
   症例は43歳男性.2010年5月中旬より両手指関節痛および顔面紅斑,6月初旬より微熱を認め,蛋白尿,抗核抗体陽性およびリンパ球減少から全身性エリテマトーデスと診断した.検査所見で抗DNA抗体は陰性であったが,免疫複合体と抗リボソームP抗体が陽性であった.腎生検にてclass Vのループス腎炎の組織型を示し,蛍光抗体法で腎糸球体にIgGと補体の沈着を認めた.本症例では抗DNA抗体が陰性であることから,腎炎の発症に抗リボソームP抗体の関与が考えられた.
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© 2011 一般社団法人日本臨床リウマチ学会
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