臨床リウマチ
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誌上ワークショップ 実地医によるRA寛解導入の実態と今後の治療ベストプラクティスの方向性
実地医として考える関節リウマチ治療ガイドラインの課題
山前 邦臣, 山前 正臣
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2011 年 23 巻 4 号 p. 349-355

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抄録
目的:関節リウマチの寛解導入には早期診断と早期治療が大切である.診断は治療に直結するため,各種診断基準を比較し,次に治療ガイドラインの課題を比較検討した.
対象:診断基準の感度,特異度の比較は聖マリアンナ医大西部病院リウマチ内科の初診患者104人を対象にし,他は当院RA患者約2000人を対象に治療ガイドラインの課題を検討した.
結果・結論:診断(分類)基準の比較では,旧ARA基準と2010年ACR/EULAR新基準は感度が低く早期診断の役に立たない.2009年ACR/EULAR基準と厚生省早期診断基準が感度,特異度ともに良く早期診断にも有用である.診断には「血清学的因子」よりX線,特に乳腺撮影用フィルム使用の高解像度X線写真(HRR)が優れている.治療ガイドラインの課題では,MTXの用量規制と生物学的製剤(Bio)が高額で使えない患者が多いことである.JCRはDMARDsを3ケ月使用後でも画像検査で進行性骨びらんを認めればBioの使用を勧めている点は重要で,Bio変更に際しても画像診断を規準とすべきである.HRRなど画像検査で治療効果を判定するタイトコントロールこそが関節破壊を止め,骨修復へと導く道と考える.
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© 2011 一般社団法人日本臨床リウマチ学会
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