臨床リウマチ
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原著
長期間経過を追った限局性結節性肺アミロイドーシスの1例
進藤 百合子洞口 亮関 由美加飯島 秀弥進藤 千代彦澤井 高志
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2016 年 28 巻 1 号 p. 82-89

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抄録

   68歳男性.1993年に定期健診で胸部X線異常を指摘された.CTで両肺に結節性病変を認めたが,右中葉結節の部分切除術を受け,非AA型アミロイドが沈着した限局性結節性肺アミロイドーシスと診断された.その後の経過観察で,結節病変は徐々に増大,増加傾向である.しかし,自覚症状なく,肺以外にアミロイドの沈着を認めていない.限局性結節性肺アミロイドーシスを長期間に亘って経過観察できた貴重な症例である.

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© 2016 一般社団法人日本臨床リウマチ学会
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