臨床リウマチ
Online ISSN : 2189-0595
Print ISSN : 0914-8760
ISSN-L : 0914-8760
原著
著明な炎症高値を呈しステロイド療法が奏効したRosai-Dorfman病の1例
森 俊輔宮村 知也中村 真隆樋口 茉希子郭 悠岩永 智陽高濱 宗一郎南 留美山本 政弘末松 栄一
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2017 年 29 巻 3 号 p. 197-204

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抄録

   71歳男性.頸部腫脹を主訴に受診.CRP 14.3mg/dlと炎症反応高値であり,頸部リンパ節生検でS-100蛋白およびCD68陽性の組織球浸潤を認め,Rosai-Dorfman病(RDD)と診断.更に血清IgG4 160mg/dl,リンパ節にてIgG4/IgG陽性細胞比0.5より,IgG4関連疾患診断基準を満たした.PSL 40mg/日で治療開始し,炎症反応,リンパ節腫脹は改善した.RDDは頭頸部リンパ節腫脹,炎症反応上昇を来す組織球増殖疾患だが,本症例はIgG4関連疾患の特徴も有し,両者の病態を考察する上で興味深いと考えた.

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© 2017 一般社団法人日本臨床リウマチ学会
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