2017 年 29 巻 3 号 p. 197-204
71歳男性.頸部腫脹を主訴に受診.CRP 14.3mg/dlと炎症反応高値であり,頸部リンパ節生検でS-100蛋白およびCD68陽性の組織球浸潤を認め,Rosai-Dorfman病(RDD)と診断.更に血清IgG4 160mg/dl,リンパ節にてIgG4/IgG陽性細胞比0.5より,IgG4関連疾患診断基準を満たした.PSL 40mg/日で治療開始し,炎症反応,リンパ節腫脹は改善した.RDDは頭頸部リンパ節腫脹,炎症反応上昇を来す組織球増殖疾患だが,本症例はIgG4関連疾患の特徴も有し,両者の病態を考察する上で興味深いと考えた.