大分大学医学部内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座
2017 年 29 巻 4 号 p. 269-275
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症例は64歳女性,63歳男性,70歳女性の3例.いずれも発熱を主訴に来院し,最終的にPET/CTにて大型血管炎(LVV)と診断.ステロイド療法により寛解導入し,以後漸減している.2例は寛解維持のために他の免疫抑制薬の併用を要した.全例で側頭動脈病変,筋痛や関連HLAを認めなかった.巨細胞性動脈炎に特徴的な所見を欠く高齢発症LVVの存在と,これらの診断におけるPET/CTの有用性が再認識された.
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