臨床リウマチ
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原著
造影MRI検査が診断に有用であった巨細胞性動脈炎の1例
生澤 太雅増嶋 香織新井 麗奈杉山 隆広河野 千慧濱里 一裕松本 弘俊縄田 泰史高橋 成和渡邊 紀彦山本 和夫
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2018 年 30 巻 2 号 p. 135-140

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抄録

 巨細胞性動脈炎は高齢者に発症する大・中型動脈の炎症を主徴とする原因不明の疾患である.診断においてはしばしば画像検査が活用されるが,そのなかでFDG-PET検査は感度・特異度共に高い,優れた検査である.今回我々はGCA分類基準を満たすもFDG-PET所見が陰性であったが,造影MRI検査を用いることで血管炎を同定しGCAの確定診断に至った症例を経験したので報告する.

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© 2018 一般社団法人日本臨床リウマチ学会
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