名古屋市立西部医療センターリウマチ膠原病内科 名古屋市立大学大学院 呼吸器・免疫アレルギー内科学
2020 年 32 巻 3 号 p. 186-193
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症例は79歳女性.2017年4月より多関節炎を認めていた.抗CCP抗体陽性から前医で関節リウマチ(RA)と診断.メトトセキセートを開始されるも改善を認めず当科に紹介.高疾患活動性のRAに加えて肺非結核性抗酸菌症(NTM)の合併を認めたため化学療法を行いながらサリルマブを導入した.RAは改善を認めNTMも著変なく経過している.本症例からNTM合併のRAにおいても慎重に経過観察しながら生物学的製剤投与できる可能性が示唆された.
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