倉敷中央病院 内分泌代謝・リウマチ内科
2021 年 33 巻 1 号 p. 62-69
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発熱,皮疹,咽頭痛と血清フェリチン高値で入院した84歳女性.成人発症スチル病(AOSD)と診断し,ステロイド製剤とシクロスポリン,シクロホスファミドの併用により寛解に至った.当院のAOSD 38例の検討では,高齢発症例は若年発症例と比較し寛解率,再燃率に差はなかったが,感染症や心血管疾患等の合併症が多かった.合併症に注意し免疫抑制剤を含む積極的な治療を行うことで,良好な長期予後が得られる可能性がある.
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