臨床リウマチ
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原著
リウマチ性多発筋痛症に典型的な症状と臨床経過を呈し,MRI検査で環軸関節の滑膜炎が確認された3例
松永 大吾瀧澤 勉
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2021 年 33 巻 2 号 p. 132-137

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抄録

 リウマチ性多発筋痛症(PMR)は,高齢者に発症する原因不明の炎症性疾患である.診断は症状と検査所見の組み合わせによるため,PMRには複数の病態が混在している可能性がある.以前著者らは,Crowned Dens症候群の頚椎MRI画像にみられる環軸関節の液体貯留像をBuffalo signと名付けた.典型的なPMRの症状と臨床経過を辿った高齢女性3例でもこの所見が確認されたため,報告する.

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© 2021 一般社団法人日本臨床リウマチ学会
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