2025 年 37 巻 2 号 p. 67-75
目的:関節リウマチ(RA)患者からの電話相談への看護師による対応ならびに看護師教育,支援体制の現状と課題を調査する.
対象・方法:リウマチ医療に従事する外来看護師を対象にWeb調査を実施.先行研究を参考に抽出した15項目の相談内容について,どの程度説明できるか,また,医師や看護師との情報共有や連携,看護師への教育・支援体制について7段階のリッカート尺度を用いて尋ねた.
結果:142名から回答を得た.82名は日本リウマチ財団登録リウマチケア看護師であった.説明できる程度が高かった項目は,「予約の変更」と「自己注射製剤のデバイスや手技」で,ケア看護師は資格を持たない看護師と比べ,「予約変更」以外の14項目全てで有意に説明できていた.看護師や医師との連携や情報共有はある程度実施されていたが,電話相談関連の看護師教育,時間の確保や対応マニュアルなど支援体制のレベルは低かった.
結論:RA患者の電話相談対応を行う外来看護師の現状と課題が詳らかになり,看護師教育や支援体制の必要性が示された.看護師への電話相談は,患者にとって身近で有用な手段であるため,課題の解決に向けて医療現場で取り組むことが望まれる.