日本作物学会中国支部研究集録
Online ISSN : 2433-2968
Print ISSN : 0913-4670
間接酵素結合抗体法による内生アブシジン酸含量の測定 : オオムギおよびライムギでの測定例
田中 丸重美前田 孚憲
著者情報
ジャーナル フリー

1992 年 33 巻 p. 36-37

詳細
抄録
ABAの定量には高速液体クロマトグラフィーやガスクロマトグラフィー等の機器分析が用いられているが、試料の調整が繁雑なため多点数の測定が困難なことや純化の過程でABAが減少することなどの問題点があった。そこで、安価に迅速にしかも感度よく測定するための間接酵素結合抗体法(Indirect Enzyme-Linked ImmunoSorbent Assay-ELISA法)を検討した。本方法により市販のキットの約100分の1程度のコストで測定することが可能となった。本報告ではこの方法を紹介すると共に、本方法を使用して測定した内生ABA含量についても報告する。
著者関連情報
© 1992 日本作物学会中国支部
前の記事 次の記事
feedback
Top