九州作物学会報
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麦作雑草カラスノエンドウに対する茎葉処理除草剤の効果
猪狩 芽以 松本 涼石塚 明子柿塚 裕理内川 修
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2025 年 2 巻 p. 18-22

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抄録
 カラスノエンドウに対して除草効果の高い茎葉処理除草剤および効果的な処理時期を検討した.その結果,ベンタゾンナトリウム塩液剤では処理時期に関わらず一定の除草効果が認められたものの,2月上旬処理においてカラスノエンドウの着莢がみられた.チフェンスルフロンメチル水和剤では1月下旬で効果が高かったが,その他の処理時期でカラスノエンドウの残草は多く,着莢がみられた.MCPA ナトリウム塩液剤では3月上旬処理で枯殺効果が確認され除草効果が高かった.いずれの薬剤においても大麦の収量に影響はなかった.
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© 2025 九州作物学会
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