2018 年 56 巻 p. 40-51
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日本の箏と朝鮮半島の伽倻琴は、楽器分類学上においても、社会的位置づけや奏法などにおいても多くの共通点を持っている。またどちらも近年は初等教育や中等教育の中で伝統音楽が扱われることが増え、奏者の活動の場も増えたかのように見えるが、伝統音楽奏者を取り巻く様子は日韓ともに楽観視できないのが現状である。 本論文では、韓国の伝統音楽「国楽」のオーケストラ団員へのアンケート調査と中堅国楽奏者へのヒアリングを通して、国楽奏者の音楽環境を調査し、伝統音楽の奏者としての現状と国楽に対する考え方をまとめた。
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