Drug Delivery System
Online ISSN : 1881-2732
Print ISSN : 0913-5006
ISSN-L : 0913-5006
特集 “がんの動注・局所治療” 編集 : 山口俊晴
肝がんの動注化学療法
松枝 清行澤 斉悟植野 映子藤原 義将五味 直哉高野 浩一
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 22 巻 5 号 p. 537-543

詳細
抄録
肝動注化学療法は,一般的に肝切除や局所療法が適応にならない高度進行肝細胞がんにおいて選択される.Drug deliveryに関する工夫や,さまざまな抗がん剤を用いたレジメンが検討されているものの,標準的レジメンは確立されておらず,生命予後の改善に寄与するという推奨レベルの高い化学的根拠は得られていない.ただし,近年になって報告されているインターフェロン併用レジメンによる良好な奏効率は,今後の方向性を示すものと考えられる.なお動注化学療法は,その薬理学的背景を理解したうえで,適切な技術をもとに行われる必要があることはいうまでもない.
著者関連情報
© 2007 日本DDS学会
前の記事 次の記事
feedback
Top