抄録
3Dプリンターで製造した錠剤が米国で認可されて以降、3Dプリンティング技術を使用した製剤・医薬品の研究論文数は最近の5年間で急増しており、さまざまな観点から世界中で研究が行われている。本稿では、製剤・医薬品の研究に関連して3Dプリンターの基本的なことをまず解説する。次に3Dプリンターの特徴を活かした医薬品のモデル研究が数多く発表されていることから、最近の論文をピックアップし、幅広く解説を行った。オンデマンド製造、院内製造、小児製剤、複合錠剤と薬物放出制御、異分野技術との融合研究などをトピックスとして取り上げ紹介を行った。