昭和歯学会雑誌
Online ISSN : 2186-5396
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放電加工を利用したCAD/CAMシステムの開発に関する基礎的研究 (第3報)
NCミリング加工による形彫放電加工用電極製作に関する基礎的検討
宮崎 隆堀田 康弘北村 政昭鈴木 暎宮治 俊幸石田 和弘高橋 英和古屋 良一川和 忠治
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1991 年 11 巻 1 号 p. 78-83

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抄録
形彫放電加工でクラウンを製作するためには, 咬合面側及び支台歯側の電極が必要であるが, 本研究ではこれらの電極を, NCミリングで製作するための基礎的検討を行った.下顎右側第1大臼歯の四倍大歯牙模型, 並びに支台歯形成を行った模型の三次元形状を触針式の三次元形状測定機で計測し, 得られた座標データをコンピュータに入力し, ワイヤフレーム像で三次元形状の再構築を行った.歯牙模型の咬合形状を反転した形状と支台歯形状を加工するNCプログラムを作製し, 試作のNC複合加工機で石膏ブロックのNCミリングを行った.今後は電極材料としてグラファイトの加工を検討していく予定である.
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