日本皮膚科学会雑誌
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抗アミロイドモノクローナル抗体の作製,およびその免疫組織化学的検討
加藤 一郎衛藤 光橋本 明彦西山 茂夫向井 秀樹
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1993 年 103 巻 2 号 p. 89-

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抄録
皮膚限局性アミロイドーシス(皮膚ア症)の患者の皮膚生検組織を免疫原として細胞融合法により,ケラチン由来のアミロイドを認識するモノクローナル抗体を作製した,この抗体は正常の皮膚成分,および血清成分,ケラチンとの反応性はみられず,ケラチン由来のアミロイドそのもの,もしくはその関連物質と特異的に反応するものと考えた.次にこの抗体を病的皮膚に用いて検討したところ,Systemic lupus erythematosus(SLE),Anaphylactoid purpura(AP),Pemphigus vulgaris(PV)における免疫複合体沈着部位,あるいは抗原抗体反応の場に反応を認めた.一方血清中の循環免疫複合体との反応性はみられず,この抗体が皮膚に沈着している免疫複合体と何らかの形で関連する物質を認識している可能性が示唆された.このことから,この抗体は今後皮膚のアミロイドゲネーシスにおける免疫学的機序の関与について解明する手段として用いうるものと考えた.
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© 1993 日本皮膚科学会
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