1986年から1995年の間に新潟大学医学部附属病院皮膚科を受診した菌状息肉症・セザリー症候群46例について,予後因子を検討した.単変量解析では,TNM分類でN3,M1,年齢(>60歳),ECOG performance status 2-4,LDH高値(>450IU/l)の群が有意に予後不良であり,T 1-2とT 3-4の2群間には有意な予後の差を認めなかった.Coxの比例ハザードモデルを用いた多変量解析により,M1とperformance status 2-4が重要な予後因子であることが明らかになった.