抄録
近年,色素性腫瘍の鑑別にDermoscopyを用いた非侵襲的診断法が普及しつつある.この方法を用いて,視診で診断に迷った悪性黒色腫3例と基底細胞癌4例についてDermoscopyの所見の中で,とくにpigment networkとtreelilke telangiectasiaについて比較検討した.その結果,悪性黒色腫ではtreelilke telangiectasiaは認めず,結節辺縁にpigment networkを認め,基底細胞癌では逆の結果を得た.これらの所見は悪性黒色腫と基底細胞癌の鑑別に大変有用と考える.