日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
Print ISSN : 0021-499X
ISSN-L : 0021-499X
原著
Post-Zoster Granulomaの1例
福屋 泰子檜垣 祐子三石 剛吉原 伸子佐多 徹太郎川島 眞
著者情報
ジャーナル 認証あり

2003 年 113 巻 4 号 p. 443-449

詳細
抄録
68歳,男性.平成9年2月17日に左鼻翼,左頬部に紅斑と小水疱からなる帯状疱疹を発症した.10日後にびらんとなり,数日で上皮化した.3月7日より左鼻翼の変形が出現したため,3月13日当科を受診した.初診時,左鼻背,左鼻翼から左頬部にかけて感覚鈍麻を伴った浸潤を触れる紅斑があり,左鼻入口から鼻前庭にかけては著明に狭窄していた.紅斑の病理組織所見では,真皮の柵状肉芽腫と真皮深層から脂肪織に肉芽腫性血管炎を認めた.生検組織を用いたPCR法ではVZV DNAが陽性であった.治療はプレドニゾロンの内服が奏功した.国内外の既報告47例を集計し考察を加えた.
著者関連情報
© 2003 日本皮膚科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top