国立がんセンター中央病院
2006 年 116 巻 10 号 p. 1435-1440
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
発生頻度および悪性度から考えて主な皮膚悪性腫瘍は有棘細胞癌,基底細胞癌および悪性黒色腫であり,欧米では前二者を一括してnon-melanoma skin cancersと呼ばれている.有棘細胞癌は皮膚生検により診断を確定し,病期に従った治療を行う.転移をきたすと治療が困難であり,予後を改善するためには早期診断,早期治療が必要である.基底細胞癌は顔面に好発するため,早期診断のうえ確実に切除し,局所皮弁などを用い形成外科的に再建が必要である.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら