抄録
60歳,女性.右頬部の結節.病理組織学的に真皮内の結節状の病変で,小型で暗調なI型細胞と大型のII型細胞で構成され,I型細胞がII型細胞を取り囲むように配列しpseudorosettesを形成していた.II型細胞はS100蛋白,CD57陽性で,樹状突起が密なネットワークを形成.dendritic cell neurofibroma with pseudorosettes(DCNWPR)と診断した.DCNWPRは本邦ではこれまで報告例がなく,まれな腫瘍である上に見過ごされている可能性がある.