東京医科大学
2022 年 132 巻 9 号 p. 2133-2138
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カンジダは消化管や粘膜,皮膚に常在する真菌であるが,過剰に増殖するとカンジダ症を発症させる.鏡検検査により診断を確定すれば,抗真菌薬の外用で容易に治療可能である.例外的に爪カンジダや重症の口腔カンジダ症,腟カンジダ症には抗真菌薬の全身投与を行う.癜風,マラセチア毛包炎は脂質要求性の常在真菌であるマラセチアにより発症する.抗真菌薬の外用で治療可能であるが,重症例では内服抗真菌薬の投与を考慮する.
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