2023 年 133 巻 9 号 p. 2161-2168
症例1:47歳男性.左半身の多汗を自覚しMinor法で右顔面から胸部の発汗低下を呈した.画像検査で右頸動脈分岐部の腫瘍を認め症候性Harlequin症候群と診断した.症例2:53歳女性.シェーグレン症候群の既往がある.顔面左側の多汗を自覚しMinor法で分節性に発汗低下を認めた.器質的疾患を認めず特発性Harlequin症候群と診断した.顔面の分節性無汗症に伴う対側の発作性紅潮を特徴とするHarlequin症候群では,腫瘍などの器質的疾患やシェーグレン症候群などの自己免疫疾患の検索が推奨される.