日本皮膚科学会雑誌
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症例報告
病変内にETosisが確認された好酸球性筋膜炎の1例
大草 理央前 賢一郎堺 則康赤須 里沙子兵部 理恵山本 容子原田 和俊
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2026 年 136 巻 3 号 p. 251-255

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抄録

59歳男性.3カ月前より増悪する両上下肢の腫脹,前腕の紅斑を主訴に当科を受診した.初診時,両上下肢の腫脹と皮膚硬化,前腕にオレンジピール様の局面を認めた.血液検査にて末梢血好酸球数の上昇があり,MRIでは筋膜に沿って高信号を呈する部分があった.病理組織学的に筋膜の肥厚と好酸球の浸潤があり好酸球性筋膜炎と診断した.プレドニゾロン35 mg(0.5 mg/kg/day)の内服にて症状軽快し,現在12.5 mgまで減量しているが再燃なく経過している.本症例の生検組織を用いてgalectin-10とMBP(Major Basic Protein)の染色を行い,好酸球性筋膜炎におけるETosisの観察も行った.

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