日本皮膚科学会雑誌
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皮膚疾患と感染アレルギー 特に葡萄球菌との關係に對する1考察 第3編 葡萄球菌抗溶血素反應
今井 利一
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1957 年 67 巻 9 号 p. 581-

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抄録
最良の条件の下に発育した葡萄球菌のあるものが濾過性の毒素を産生することはVan de Velde(1894),Denys and Haust(1898),Lingeschleim(1899),Kraus and Chairmont(1900),Neisser und wechsberg(1901)等の研究により周知のことである.Parker(1924)は此の毒素濾液が溶血性であり,殊に家兎の赤血球に対して溶血作用の著明なることを認めた.此の毒素産生は一般に病原性葡萄球菌,殊にaureus株に限定されている.Staphylolysinは一般にα-,β-,γ-Lysinの3種に分類され,α-Hemolysinは人体より得られる病源菌株に多く見られ,家兎の赤血球に対し溶血作用を有するが,人血球には溶血作用が無いと考えられている.余は凝集反応と全く同様の理念に基いて血中の抗溶血素価の測定によりその個体の病原性葡萄球菌感作状態を知らんと欲した(文献の一部は第2篇に既述した).
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© 1957 日本皮膚科学会
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