日本皮膚科学会雑誌
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Oxsoralen及びTTGによる白斑の治療
太田 逸郎
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1958 年 68 巻 12 号 p. 1037-

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抄録

白斑の治療は皮膚科臨床に於ける難問題の1つで,今迄内外の学者により各方面から研究が成されていたが,今日まで満足し得る方法が見出され得なかつた.所が最近米国に於て8-methoxypsoralen製剤であるoxsoralenが,ついでわが国に於てT.T.Gが白斑の治療に優れた効果があるという報告に相ついで接するようになつたので,著者もまた過去1年半にわたり白斑患者39例に就て9例をoxsoralen,30例をT.T.G.を以て治療,その臨床成績を比較検討した.又,この機会に治療前後に於ける白斑部と健康部との表皮メラニン消長の関係を組織学的にDopa及びMasson-Zimmermann染色によつて検索し,いささか興味ある知見が得られたのでこゝに報告する.

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© 1958 日本皮膚科学会
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