日本皮膚科学会雑誌
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表皮角化の組織化学的研究 第Ⅲ篇 SH基証明法としてのBarrnett-Seligman法とChevremont-Frederiqueとの比較に就て
伊藤 勇
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1961 年 71 巻 2 号 p. 149-

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抄録

蛋白結合性SH基の組織化学的証明法として従来より広く用いられているものにニトロプルシつド法(Giround & Bulliard 1932)及びフェリシアナイド法(Chevremont & Frederique 1943)がある.フェリシアナイド法は組織内に於ける呈色がかなり濃くSH基の組織化学的認定には好適とされているが染色特異性に稍々乏しく,適当な対照染色(Spier)或はSH基封鎖法(Goldblum et al.,Pearse)によるSHの確認を必要とする.1951年Bennettは1-(4-Chloromercuri-

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© 1961 日本皮膚科学会
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