抄録
Candida albicansによる皮膚candida症はいくつかの病型に分けられるが,一定部位に限局しない汎発感染型も多く報告されている.しかしながら角質増生を伴なう型は比較的稀である.即ちmonilial granulomaとしてHauser-Rothmanが13例を集めて記載しており,本邦でも桜根の報告例,大原-田村の症例などはこれに似ている.われわれも最近顔面ではmonilial granulomaの型をとり,躯幹では斑状小水疱性白癬に似た皮疹を生じ,高度の爪の変形を来した女児例を長期に亘つて観察することが出来たので報告する.