日本皮膚科学会雑誌
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丸山ワクチンによる顔面播種状粟粒性狼瘡の治療
水野 信行石橋 康正北郷 修
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1964 年 74 巻 4 号 p. 207-

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抄録
化学療法剤および抗生物質の発達によつて,皮膚結核の治療が極めて容易になつたことは事実である.われわれは皮膚結核を取り扱うとき,まずこれらの薬剤で治療を試みる.ところが実際に患者を扱つてみると皮膚結核患者のすべてにこれらの薬剤が有効であるとは限らない.ある症例は多少の改善を示したのち,症状は停止状態ないし一進一退の経過を続ける.或いは殆ど治癒したかに見える患者も再発再燃を防止することができなかつたりする.真性皮膚結核においてすら,耐性獲得のため,あるいは病巣の線維化が著しく,薬剤の侵入が不十分であつたりして,治療の完成を期待できない場合も少なくない.
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© 1964 日本皮膚科学会
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