日本皮膚科学会雑誌
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Mast Cell顆粒の電顕的観察
清寺 真高木 靖信肥田 野信
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1966 年 76 巻 4 号 p. 231-

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抄録
人真皮の結合織中に見られるmast cellは,heparin,histamine,serotonin等を分泌し,生理的あるいは病的刺激に対して形態学的,薬理学的変化を示すことはいろいろと知られている.Hibbs,Phillips,Bruchらは形態学的にmast cellには2つの型があるとし,また最近電顕的観察でOkunはmast cell顆粒とmelanin顆粒の相似性について報告している.そこでわれわれは健康人と太田母斑患者の皮膚に含まれているmast cell,特にmast cell顆粒の微細構造について電顕的観察を行なつた.mast cell顆粒は,その生成段階を思わせる,いろいろと異なつた内部構造を示すものが観察された.微細顆粒の集つた顆粒のものから,内部に棚状,或いは渦巻状構造を示す段階のもの,渦巻の数個の集つた状態のもの,などがあり,mast cell顆粒の立体構造としては,細長い膜が巻物状に巻かれた小桿棒数個が集り,それと微細顆粒とが一緒になつて1個の顆粒を造つているものかと推測される.mast cell顆粒はその大きさ,形,density等から見てmelanin顆粒との形態学的類似性は全く証明されない.
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© 1966 日本皮膚科学会
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