日本皮膚科学会雑誌
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表皮角化に関する電子顕微鏡的研究
若杉 正弘
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1968 年 78 巻 2 号 p. 114-

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抄録
表皮の角化過程を究明するには,ケラチン形成に至るまでを,一方では生化学的に分析する方法と他方では形態学的に検索する方法とがある.けだし光学顕微鏡による形態学的検索は既に限界に達しているところに,新たに電子顕微鏡が登場し,従来知られていなかつた知見が相ついで公にされて来た.Tonofibrilを初めkeratohyalin顆粒,desmosome,いわゆるOdlamd小体,ribosomeなどの角化過程への関与が種々論議されている.しかしこれらに関する知見も今日まだ決して尽くされたわけではなく,特に尋常性乾癬などを除いた種々の病的角化については殆んど知られていないと云つても過言ではない.そこで余は正常の成人並びに胎児の表皮を先ずとりあげ,次で各種の角層肥厚例,更に錯覚化例の表皮に及びそれらの角化過程を電子顕微鏡的に検討したのであるが,これによりいささか新知見を加え得たと思うので以下その成績を記述することにする.
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© 1968 日本皮膚科学会
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