日本皮膚科学会雑誌
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皮膚毛細血管の走向分布について(alkaline phosphatase染色による観察) 第1編 Alkaline phosphatase染色法についての検討
長谷川 一雄
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1969 年 79 巻 1 号 p. 49-

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抄録

皮膚血管系の研究は血管内注入法,皮膚毛細血管顕微鏡等によりSpalteholzの記載以来,多くのすぐれた業績が挙げられるが,近年,Gomori,高松により,alkaline phosphatase染色法が確立され,本酵素が,特に,毛細血管内被細胞に強い活性を示すことが明らかにされた.すでにMontagna and Ellis, Klingmullerらは,本法が皮膚毛細血管の検索に多くの長所を有することを認め,これを利用し,精細なる血管所見を報告しているが,著者もこれにならい,皮膚乳頭層,乳頭下層及び皮膚附属器周囲の血管系の走向分布を明らかにすることを目的とし,まず,このalkaline phosphatase染色法について検討を加えることとした.

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© 1969 日本皮膚科学会
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