日本大学医学部皮膚科教室
1973 年 83 巻 9 号 p. 401-
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丸山ワクチンをモルモット足蹠に反復皮内注射し,遠隔臓器を病理組織学的に検索した.その結果,腸骨リンパ節,肝臓,及び肺蔵に主として組織球性細胞より成る浸潤を認めた.もっとも前者と後2者にかかる所見の現われる注射回数は異なるのみならず,余りに長期の反復注射の際はかえってこの反応が見られない.このことからかかる反応惹起には微妙な条件を必要とするものと推測され,丸山ワクチンが微量の核酸と痕跡の蛋白質を含んでいることに意味がある可能性も考えられる.
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