抄録
Behcet 病と連鎖球菌との関連性をみる目的で,Sφborg & Bendixen の leukocyte migration test を行なった. Behcet 病患者22名(疑わしい例を含む)中streptocoecusvaccines 皮内反応陽性例14名は,対照群とは有意の差でもって SLO 抗原, Varidase, StreptococcuspyogenesD-58 の細胞壁の多糖体分画の3種を抗原とした場合,白血球遊走阻止現象を示した.ただし, Streptococcus 由来ではあるが少し系統のち力巧 Picibanil を抗原とした場合は,Behcet 病,Behcet 病疑,対照群いずれのグループにも遊走阻止はみられなかった. 以上より,Behcet 病の発現には,細胞性免疫の而で,連鎖球菌が何らかの関連を有していると考えられる.また LMT は,皮内テストとの相関関係がみられ,in vitro の遅延型細胞性免疫の検索法として有用な方法と考える