日本皮膚科学会雑誌
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87 巻 , 7 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 難波 英彦
    1977 年 87 巻 7 号 p. 411-
    発行日: 1977年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
    DNCB を塗擦感作したモルモットについてハプテンに対する血中抗体価と塗布反応の関連性を検討して以下の結果を得た. 1. DNCB 1回塗擦感作動物について, a) DNCB に対する塗布反応は,感作後1~3週が強く,6週以後は明らかに反応性の減弱がみられ,14週後には半数以上が陰性となった. b ) DNP- 同種表皮水溶性成分 (GpE) を抗原とした腹腔細胞の遊走阻止率は, DNP- 同種血清 (GPS),DNP-OVA のそれより高い傾向がみられたか,経時的には注目すべき変化はなかった.c)感作血球凝集反応により測定した抗DNP抗体価は,感作2週後にほぼ最高に達し,その後14週迄大きな変動はみられなかった. PCA 反応では2週後に高率に陽性を示した. 2. DNCB を頻回塗擦して感作した動物では,塗擦を重ねるにつれ塗布反応は減弱するのに対して抗 DNP 血中抗体価は上昇する傾向がみられた. 3.感作後に Cy clophospham ide を投与すると,非投与群に比して血中抗体の出現は遅れるが,塗布反応は増強し,抗体価の増加にともなって塗布反応は減弱する傾向がみられた. 4.感作後血中抗体が検出されない時期に,同種抗 DNP 抗体を移入すると,塗布反応は明らかに減弱した.
  • 梁瀬 恵子
    1977 年 87 巻 7 号 p. 419-
    発行日: 1977年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
    Behcet 病と連鎖球菌との関連性をみる目的で,Sφborg & Bendixen の leukocyte migration test を行なった. Behcet 病患者22名(疑わしい例を含む)中streptocoecusvaccines 皮内反応陽性例14名は,対照群とは有意の差でもって SLO 抗原, Varidase, StreptococcuspyogenesD-58 の細胞壁の多糖体分画の3種を抗原とした場合,白血球遊走阻止現象を示した.ただし, Streptococcus 由来ではあるが少し系統のち力巧 Picibanil を抗原とした場合は,Behcet 病,Behcet 病疑,対照群いずれのグループにも遊走阻止はみられなかった. 以上より,Behcet 病の発現には,細胞性免疫の而で,連鎖球菌が何らかの関連を有していると考えられる.また LMT は,皮内テストとの相関関係がみられ,in vitro の遅延型細胞性免疫の検索法として有用な方法と考える
  • 高橋 千恵
    1977 年 87 巻 7 号 p. 427-
    発行日: 1977年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
    C3H/He マウスに 0.5% DNFB の 0.05ml を1回単純塗布することにより7日後に接触性過敏症の成立が認められ,それよりやや遅れて14日後には DNP-reactivehelper T cell の産生が認められた.しかし抗 DNP 抗体産生に関しては,これらのマウスのみでなく,0.5% DNFB を5日間連続塗布したマウスや,5% DNFB 0.05ml を1回塗布したマウスにおいても,僅かの抗体産生細胞が検出されたのみであった.一方, 0.5% DNFB 0.05ml を10日間隔で2回塗布したマウスでは,塗布終了の7日後に著明な抗体産生反応が認められた.この機序を明らかにするため B cell レベルでの検討を行い以下のような所見を得た.すなわち DNFB を1回塗布するのみでは B cell はほとんど変化を受けないが,10日間隔で2回塗布することによって充分な DNP specific B (memory) cell が誘導された.従って DNFB を10日間隔で2回塗布したマウスにおける抗 DNP 抗体産生は, DNP-reactive helper T cell と DNP specific B cell 間の相互作用によるものであろうと考えられた.
  • 藤澤 重樹, 森嶋 隆文
    1977 年 87 巻 7 号 p. 435-
    発行日: 1977年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
    片側性ダリエ病について,当教室では12歳と17歳に発症した2例と,今回著者らが経験した42歳に発症した1例があり,前者と後者との間に臨床像の差異があるのに気づいた.すなわち,若年に発症した2例においては,皮疹が片側に偏在していることをのぞけぱ,定型的なダリエ病の臨床像にほぼ一致するのに比し,高年に発症した1例では皮疹が片側の狭い部位に限局し,境界比較的明確に帯状配列する局面を呈し,先の2例とはいささか異なることを認めた.以上の点について本邦および欧米の29症例を蒐集し,検討した結果,片側性ダリエ病は若年者に初発する片側性汎発型と高年者に初発する升側性限局型の2型に分類できることが明らかとなった.
  • 中嶋 弘, 内山 光明, 池澤 善郎
    1977 年 87 巻 7 号 p. 443-
    発行日: 1977年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
    58歳,女性にみられた悪性リンパ腫を免疫学的に検討し,1)血清に lgM が増加していること,2)この lgM は免疫電気泳動で M-bow を示し,λ型であること,3)腫瘍細胞は B cell としての性状を有していること,4)その腫瘍細胞は膜の表面に lgM (λ型)を有していることを証した.
  • 1977 年 87 巻 7 号 p. 447-
    発行日: 1977年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
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