抄録
62歳,男にみられた多発性皮膚結節を伴う成人 T 細胞性白血病について報告する.患者は本邦では例外的である山形県出身であった.この患者の末血,リンパ節,皮膚結節の浸潤細胞を免疫学的に検討した結果,いずれも T cell の形質を有する細胞が主で,形態学的に convolutednuclei を有する細胞が主であった.そして皮膚結節部にみられた Pautrie r微小膿瘍内の細胞も convolutednuclei を有する細胞が主で, mycosis fungoides のそれと鑑別不能であった.